第7回 トラストの集い 2005年11月13日記録
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会場の円覚寺塔頭帰源院 会場の様子


吉野理事長の挨拶 
今後のトラストの活動の方針
前理事長なだいなださん
日本にも緑の党が出来るといい と話された


台峯緑地保全活動をしていた各団体が同じ場に集うことが前理事長からの課題であった。それが今年
6月私たちの呼びかけで台峯の保全形態を考える「台峯保全連絡会」というかたちで実現した。

私たちの基金は鎌倉市による台峯の保全の決定を受け、開発阻止ではなく保全のしかたを考える会として新しく出発したが、積立金、寄付金はまだ台峯の保全形態が決まっていないのでそのまま保持する。


医者に限らず専門バカは困ったものだが自然保護も広い視野で考えなければならない。鎌倉市の三大緑地は守られたが比較的狭い緑地は次々と破壊されている。また鎌倉市だけ守られれば良いというわけではなく日本中、世界中のみどりを考えなければならない。ヨーロッパには環境政党があり政治の舵取りの役目を果たしている。日本でも自然環境全般を考える「みどりの党」のようなものが出来ていってほしい。理事長は辞めたが今後も少しはなれた立場で手伝っていきたい。
参加者の様子 望月理事が今年の活動に関する報告を行った
久保理事から『台峯の未来を語ろう』と題して
現状と問題提起があった
フリートーキング
参加者は車座になって
それぞれ台峯の保全についての思いを語った
台峯の樹、池、里山のすべてが先祖のつくった遺産で、我々はそのお蔭を蒙っている。田圃がつくられていたから今の自然が残ったのでこれが文化の伝統である。今までは開発か保全かという政治的な視点で考えられてきたが、これからは違った視点で考えていかなければならない。台峯の将来について、車、道、トイレなど、どうしたらよいのか。人をシャットアウトして自然を保護すると言うのはもう古いのだろう。人が入ることを前提にどのような形で自然を守っていくかというのは難しい課題だ。従来行政は自然を守りたいとする人たちと意思疎通のないまま土木技術的な観点でことを運んできたきらいがある。台峯に関わったいろんな会が集まり、公の場で話し合い決めていくのが良い。来年春には台峯保全基本構想が出来上がってしまう。それで保全のあり方が大きく決まってしまうので、のんびりしていられない。